俺の家の話
回を増すごとに面白さとすごみやら渋みやらが増していくドラマです。
終盤を迎えるのが、さびしい。
笑えるドラマだけど、さくら(戸田恵梨香)の家の話の次があまりにつらい。
予想どおり、さくらの次は寿限無(桐谷健太)の家(つまり俺の家)の話でした。
あんな憎しみに満ちた哀しみの表情でラスト。
胸が痛みました。
父や兄、姉、への気持ちが整理つかないよなぁ。
父・寿三郎(西田敏行)の若かりし頃の色恋ざたを実子として育ったものは、
「クソジジイ!」と怒りをその場で即爆発させることで
なんとか怒りを収集させることができるような気もするけど。
「承知しました」としかいえない立場で育ったものとしては、
この怒りをどう収めたらいいか収集つかないよなぁ。
あのエンディングは、衝撃的でした。
寿限無(桐谷健太)の表情が忘れられないものとして、この話は終わり。
いっぽう、さくらの恋がはじまろうとしているわけで・・・
さくらの恋に小さな炎、いとおかし
さくら(戸田恵梨香)の寿一(長瀬智也)への恋が急速に加速している。
世阿弥マシンが寿一であることを、タンスに入ったマスク、衣装から
寿一=世阿弥マシンと確信!
まさに恋に落ちちゃいました~ッ!
シリアスな話題の間あいだに、この恋がからんでくる。
ミルフィーユのようにこの恋がからんでくるのが、今後のこのドラマのポイントとなりそう。
あんなに、さくらのことを悪者扱いしていた踊介(永山絢斗)も
さくら(戸田恵梨香)に夢中だし。
寿一(長瀬智也)のさくら(戸田恵梨香)への気持ちは、どうなんだ?
もち、さくらに好意持たれて悪い気はしないだろう。
これが、次回のさくらからのアピール「好き♥」につながっていくんだけど・・・。
寿一とさくら、そして踊介の関わりにも注目ですね。
それから、今後出てくる出てくる寿三郎(西田敏行)の恋の話も。
俺の家の話が俺の恋の話になりゆくところも、おもろうてしかたない。
笑えて泣けて笑える、そんなホームドラマがまた見れる!
脚本家・宮藤官九郎節がちらほら見受けられて、西田敏行さんはじめ、長瀬智也さん、
江口のりこさん、秋山竜次さん、戸田恵梨香さんまでが見事にのっていて面白さ倍増!