ドラマの話をしましょ

今放送中のドラマの感想や、もう一度見たいドラマのこと、役者や脚本家のこと、時々映画について綴ります。

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もう一度見たいドラマ 白い影 中居正広、竹内結子主演

お題「もう一度見たいドラマ」

白い影 

中居正広、竹内結子主演

もうテレビドラマには出演したくない、と中居正広さんは言っているとのことですが、

私はこのドラマと松本清張原作の「砂の器」出演の中居さんを見て、

すごい俳優だな、と

中居さんの俳優としての才能にも目を見張ったものでした。

 

ご本人は多分その才能ゆえに、演じることでくたくたになられるんだろうなぁ、

とも思ったりもしています。

 

このドラマ、もともとは、田宮二郎さん主演の白いシリーズの作品だったのですね。

 

原作は渡辺淳一著『 無影燈 』

外科医直江庸介を演じきったのが中居正広さんでした。

めちゃ、ニヒルでかっこよくて、多発性骨髄腫という病に侵されながらも

医師としてのプライドを貫き通す、ブレない男を見事に演じ切りました。

 

その直江にだんだん恋に落ちていく志村倫子役の竹内結子。

切なくて、とても悲しい、なんだかいつも見終わった後には何とも言えぬ虚しさに

落ちるドラマでした。

 

そこに希望の光はあるのか? 

と思わずに入れない白い影ならぬ暗い影が潜むドラマでした。

 

脇役陣が素晴らしかった。

ことにいかりや長介さんの迫真の演技には息をのみました。

死を前に、その恐怖や生きたいという切望、いっぽうで自分は死んでしまうのだと

気づいてしまうその現実を、ここまで演じきったいかりや長介という人の

演技力を超えた凄みを感じました。

 

彼は芸人であったけれど、後半は凄まじい役者になっていましたね。

その彼を見る意味でもこのドラマを見る価値はある、と思うのです。

 

最終回がじわじわと流れていく進行で、よかったです。

日本のドラマに陥りがちな過去のシーン連発もなく、

ちゃんとストーリーが組み込まれていたことにも満足したものです。

日本の連続ドラマ、あるいは2時間サスペンスドラマにありがちな、

あの振り返りシーンの連発には、視聴者を馬鹿にしているのか? 

と、憤りを感じることがあるので・・・。

 

最終回、絶望の中に微かに輝く希望が見える仕上がりになっていました。

竹内結子さんが、本当に美しかったです。

竹内さん演じた志村倫子という女性が、今後どのように生きていくのか

ということにも思いを馳せることができるドラマでした。

 

エンディングに流れる竹内まりやさんの  真夜中の ナイチンゲール  が、

これまた心にしみたものです。

エンディングの、竹内まりやさん歌うこの歌が流れると、

このドラマが終わってしまう淋しさに襲われたものでした。

志村倫子(竹内まりや)の直江康介(中居正広)への思慕にも似た、

気持ちがグーッと感じられ、また、直江も倫子を愛おしく思っていることが

痛いほど伝わってくるのでした。

恋する気持ち、というのは、コレほどまでに切なく痛いものだったのか!

それを歌いきってくれています。

 

ああ、もう一度見たいなぁ!  このドラマ。